１．五感にやさしい木造の家　〜木は、光、音、香り、そして湿度をコントロールしてます。〜

• 紫外線から目を守ります
  木材は、紫外線をよく吸収するため、木材から反射する光にはほとんど紫外線は含まれません。紫外線の反射が少なければ、目に与える刺激も小さくなることから、木材は目にやさしい材料であるといえます。目への心地よさは、生理面や心理面に良い影響を与えると報告されています。目が疲れにくく気持ちまで穏やかにしてくれるのが木の家です。
• バランス良く音を吸収し、ストレスを和らげます
  木材は、音を適度に吸収してまろやかにし、心地よく感じる範囲に調整してくれます。また、木材を使った部屋は「音がいつまでも響かず適度に反射する」ので音が聞きやすいといわれています。木の空間には、家族の話し声も音楽も適度な音の周波数で広がり、音によるストレスを和らげてくれます。 　
• 木のすがすがしい香りでリフレッシュ
  森林浴の癒し効果の正体は木の香り。木の香り（フィトンチッド）によって血圧が下がり，脈拍も落ち着き，身体的ストレスや精神的ストレスを感じた時に分泌されるコルチゾールの濃度が下がるという結果がでています。ストレスの多い現代人には木のある空間でリラックスすることも良いのではないでしょうか？樹種によって木の香りはそれぞれ異なりますが、さまざまな樹種が個性的な香りで、ご家族の健康に働きかけてくれます。 　　　　　　
• 四季を通じて適切な湿度を保ち、カビやダニにも強い
  木の家の住み心地のよさは、木の家の優れた吸湿性にあります。湿度が高くなると空気中の水分を吸収し、温度が低い時には逆に適度な水分を放出することで、四季を通じて適切な湿度を保つ働きをしてくれます。また、近年，問題となっている気管支ぜん息やアトピー性皮膚炎などアレルギーの大きな原因の一つにダニがあげられています。木材の持つ調湿効果や木材に含まれる成分により、木にはダニを寄せつけない効果で，清潔で健康な暮らしに大いに役立っています。

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２．地震や火にも強い、木造の家　〜人口素材にはない強さが、木の家にはあります。〜

• 地震に強いのは、しっかりと建てられた軽い木造の家
  「木造住宅は地震に弱い」というイメージを持たれていませんか。でも真実はその反対です。建築基準法に基づき適正に建てられた木造住宅は、阪神・淡路大震災クラスの地震にも耐え得ることができます。その理由は、地震の影響力は建物の重さに比例するからです。例えば木材料のひとつである杉には、コンクリートの1/4の重さしかありません。しかし、強度のあるしっかりした家を建てた場合、杉の方が揺れには４倍近く強いという結果になります。また、軽くて強い木の住まいは大きなメリットがあります。　鉄やコンクリートなどの人工素材は年月と共に強度が低下していきますが、木には反対に、伐採後200年くらいまでは強度を増していく特性があります。木は長い年月を経ても変わらぬ性能を保ち続ける優れた自然素材です。 　　　　　　
• 熱を伝えにくい木は、火にも強い素材
  「木造住宅は火に弱い」とお考えではありませんか。鉄は火などの熱により高温になると、軟化により急速に強度が低下します。それに対して柱や梁などのようにある程度の断面積がある木材は、表面が炭化層となって内部への火の進行を遅らせ、それ以上はなかなか燃えません。燃えにくく、急激に倒壊する心配がありません。だから木造住宅は安心です。

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